音楽療法とは

音楽療法とは、「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」をさすものとする。

(日本音楽療法学会定義より)

音楽療法について

音楽療法とは、音楽の持つ、生理的、心理的、社会的働きを、心身の障害の軽減回復、機能の維持改善、生活の質の向上、問題となる行動の変容に向けて、治療者が意図的、計画的に活用して行う行為です。わが国においては、1960年代後半から導入され、

  • 精神障害への心理療法やリハビリテーション
  • 神経症や心身症などに対する心理療法的音楽療法
  • 障害児に対する発達療法的音楽療法
  • 認知症等の高齢者に対する音楽療法
  • ターミナルケアにおける音楽療法
    などが行われています。

兵庫県では、音楽療法の人材養成と普及推進に取り組んでいます。

兵庫県公式サイト音楽療法についてより

 

〈音楽活動で得られる作用〉

歌唱 歌を歌う。

呼吸機能の維持・強化。発散、情緒の安定。

器楽 楽器を演奏する。

集中力を高める。発散、達成感を味わう。

手遊び リズムを感じる。

心身の活性化。脳への刺激。

身体運動 体を動かす。

身体機能の維持、改善。

歌詞 曲にまつわることを語り合う。

発語を促す。回想、体験の共有。

鑑賞 音楽を聴く。

回想、情緒の安定と沈静化。

創作 作詞作曲する。

自己認識。自己発見。情動の発散。

〈音楽療法の対象領域・目的例〉

①発達障害

自閉症、知的障害児などへの発達支援。

②身体的機能障害

脳性まひなど肢体不自由者への機能訓練。

③精神障害

鬱、心身症、統合失調症など。自己発散、コミュニケーション。

④高齢者

健康維持と活性化。QOLの向上。

⑤医療現場

リラクゼーション。術前の緊張緩和。長期入院の息抜き。

⑥健康管理

障害有無問わず。健康保持。ストレス緩和。社会性の向上。

⑦終末医療

全人的な痛みをやわらげ、生活の質を高めること。

(全人的痛み:身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、霊的苦痛。)